スランプから抜ける方法
スランプにハマったことはありますか?
「こういうヴィジョンはあるんだけど、どうしていい思いつかないなあ。」
「ダメだあ、なにも取りかかれない...」
考えすぎて、どこから取りかかればいいかわからなくなったことありますよね?
私もよく、しぶといスランプになります。
今回は、読んだら一瞬でスランプから抜け出せる本をご紹介します。
実際に読んでみたのですが、負のサイクルからやっと抜け出したような印象です。
先に本のタイトルを紹介するとこちらです。
『考具』
1,650円ほど。中古でも7~800円。
どういう点でスランプから抜け出せたかみてみましょう。
デザインとは わがまま→思いやり
相手のことを考えすぎて動けなくなった時、こんな一文が目に入りました。
「デザインとはわがまま→思いやり」
ハッとさせられたんです。
いいものを作ろうと躍起になって、自分のしたいことをおろそかにしすぎていたことに。
わがままとは「我=自我」を「まま=思うまま」にすることだそうです。
はじめアイデアを考えるうちは、自分の思うままに考えていけだ。
そんなふうに思いました。
「目の前の課題に対して、あなたはどうしたいの?」
そう考えれば、思うがまま書きすすめることだできますよね?
たくさん思いのままに書いた後で、そのアイデアを見る人・受ける人に思いやりを持って、調整していけばいいんです。
「思いやり」という言葉も重要。
何が何でもではなく、自分ができる範囲で相手を思いやる。
このゆるさが、アイデアを大きくなる秘訣になります。
アイデアをわがままに広げるのは、具体的に次のようにします。
考具7 アイデアスケッチ
みなさん、紙とペンを用意してください。
アイデアスケッチとは、「こうあったらいいなぁ」というふうにアイデアを紙に書いていきます。
書くときのポイントは、外の声を気にせず、「わがまま(思うがまま)」に解放してあげてください。
文章ではじめ難しい場合は、形やシーンを思い浮かべてみましょう。
うまくいった自分の顔や、理想の商品パッケージ、会場の雰囲気など。
そのあるがままのアイデアのイメージを自由に書きます。
例えば
上質な暮らしをする。
というふうに書き、そのままでは抽象的すぎるので、どんどん具体的なことをつなげていきましょう。
「上質な暮らしをする。→朝にコーヒーと本が読めたら素敵だなあ。おしゃれな音楽もいいかも。」
でたらまた次をつけていく。
「コーヒーの種類をもっと増やせたら、もっと朝が充実するかもしれない。
→種類を増やすなら自分で挽いて淹れてみてもいいかも。
→せっかくなら焙煎もやってみようかな。
→近くのカフェに豆が売ってないかなぁ。
→店員さんと仲良くなれば、いろいろ教えてくれるかもしれない。」
のように自分の思うがままに書くと、いっぱい思いつくと思います。
あ、ちなみに見出しに、考具7と書いてあるの気づきました?
そう、『考具』にはアイデアを出す道具(方法)が全部で21こも載っています。
考えすぎて、疲れて、何もできなくなった方に効果の大きい本です。
よく考える機会が多い方に比例して使用頻度は増えると思います。
私の使用頻度としては、何か行き詰まりを感じた時に、本棚から『考具』を取り出して使用する。
終わりに
用法として『考具』はアイデアが思いつかなくて、止まってしまった方に特に効果的。
範囲としてはビジネス、やってみたいこと、挑戦したいことに対してのアイデアの行き詰まりには最適です。
ビジネス中心というわけではないので、幅広い悩みに答えてくれる本になっています。